山田幸代さんへのインタビュー(前半)

チネイザンプラクティショナー山田幸代さんへのインタビュー(前半)
インタビュアー つかさ


恵比寿の「コアギャラリー&スパ」でチネイザンの施術をしているさちよさんにインタビューをしました。



つかさ チネイザンとのなれそめを教えて下さい。


さちよ 実はあんまり覚えていない(笑)チネイザンというものを説明した物を読んで、いくつかキーワードがひっかかった。
まだ受けても居ないし、理解しても居ないけど、ところどころ気になって、「習ってみたい」と思ったのがきっかけ。
「受けてみたい」ではなく「習いたい」だった。


つかさ セラピストとしてやってきて、受けたい、ではなく習いたいだった?


さちよ 同時でもあるんだけどね。習うからには、受講前に受けるから。
最終的には自分の技のひとつに加えられないか?その候補になるか?ということを考えました。


つかさ 技を増やしたいと思ったのですか?


さちよ ぜんぜん。増やす予定もなかったけど、たまたま。私みたいな仕事をしている人は、いろんな資格を取ってやる人もいるけど、どっちかというと私はそういうタイプではなくて、自分はひとつのことを淡々とやっていきたい。向上心とかではなく、勉強したいという欲でもなく、チネイザンはそのなかでどうしても惹かれるものがあって、自分でもふしぎだと思った。


つかさ お店のメニューにリフレクソロジーと組み合わせたメニューがありますが、チネイザンと足の関係に気付いたのは?


さちよ やってみてからですね。はじめはまったく別の物だと思っていました。
あらゆるボディワークって、別の物といいながら普遍性はあるから、そのあたりの予測はしていたけれども、すごく似たものだっていうのは実際にチネイザンを習い始めてから気付いた。
手順もけっこう似ているのですよ。


つかさ 手順も。へえ〜なるほど!
たとえばはじめは「大腸をやって」などという流れなのですか?


さちよ 大腸やって、横隔膜やって、とかそういう大まかな手順が似ている。組み立ての手順がチネイザンにはあって、それは「足」にもあるんですよね。


つかさ 「まず始めに排出の流れをよくして」ということですか?


さちよ そうそう。当然と言えば当然かな。出るところを確保してから、核心にせまっていく、というやり方が似ているな。足のほうがあります。


つかさ 核心ってなに?その人らしいところに入っていくこと?


さちよ 人によって違うけど、「ここを触って欲しいんだな」って思えることとか。


つかさ 「触って欲しい」ってところがタッチでわかる?


さちよ わかっているつもりかもしれないけど(笑) チネイザンのクラスで大内先生も話されているけれど、「自分が相手のお腹を触ってるんだけど、自分が触られてる感じに同時になっている」感じがする。それがうまくいくと、相手がどこを触って欲しいかがわかる気がする。


つかさ 相手に触れているとき、自分のお腹にも反応ありますか?


さちよ それはある。100%ではないけれど少なからずあるよね。


―後半へ続く―