ヒーリングについて

この一ヶ月、自分の中で変化があった。便秘は治ったし、チキンラーメン食べても肌が荒れなくなった(笑)
でも、本当に辛い時期もあったように思います。もしかしたら、これからもあるかも。ていうかこれからが、本番なのかも。ヒーリングラブの瞑想を続けて33日目の感想です。


きのう紹介した「天水」は、実は壮絶な物語なんだけど、私はその厳しさにうんと励まされたんです。
何かが癒されるとき、ふわーっと楽〜な感じでいい風になることは、まずないみたい。
それがどうも真実らしい。


地獄の中で迷った棗(主人公の童女)に河童さんが言う、


「おそらく出口はちょっと想像を絶した形で隠されていると思うよ
それは誰もが恐れて近づかない所
いちばん地獄の恐怖が こってりしている所」


これ、お口の形をしているんです。
たぶん、自分自身のお口なんだと思う。つまり、内面へ続く道です。
中はめっちゃぬめぬめしてるし、虫は降ってくるし、とてもいやな場所。
歩くのを諦めたくなるような道なんです。「もうだめだ〜〜、私は悪い子だったんだ〜〜」と泣く棗に、
「何も考えず、ただ眺めているんだ。川の水を見るように」と河童さんは励ましてくれます。
そしてある場所にたどりつき地獄から出るんだけど、そのシーンは本当に美しい。


物語の最後の最後。
棗がどんなに苦しくても、河童さんはそばに居て棗を励ましてくれていた。でも河童さんの力で棗を助けることはできなかった。で、河童さんが気付くんです。「棗!…ぎを手放せ!」って。「…ぎ」は欺瞞のぎです。
棗自身が「…ぎ」を手放した時、癒しが起った。彼女が勇気を持って流れに身を任せたから、癒されたんだと思うよ。そして、河童さんの励ましがなかったら、彼女が勇気を出すことは難しかっただろう。


ヒーリングって、何でしょうね。
癒す人、癒される人は、完全に対等のようです。一方的な癒しというのは、どうもありえないみたい。
最後は、本人の勇気が試されるみたいだ。
少なくとも、私の場合はそうだった。何かが変わる直前は、ものすごく怖い感じがした。でも扉を開けると今までの道の続きがちゃんとあった、そんな気がする。


ヒーリングラブをやっていて、どうもこの技はとても強力だっていうのがわかってきたんです。
変わる直前の怖さも相当なものではないか?と思う。
だから、人と一緒にやっていることは、私にとっては相当な励みです。教えて下さった大内さんも、いつもそこにしっかり居てくれる感じだったから、かなり心強かった(河童さんみたいだ)。


たぶん、何があっても淡々とやり遂げることができると思う。
残り17日です。(全部で、49日やるんです)
合い言葉は、川の水を眺めるように、淡々と、かも!