西山君

ばななさんの小説「デッドエンドの思い出」に、西山君という人が出てきます。
自分が本当に心から思ったことしか言わないし、やることもそう。
天真爛漫なようでもあり、ちゃんと人の動きを見ている人です。
主人公のミミさんは、自分の知らない町でいきなり婚約者にふられてがーんとなるんだけど、西山君の働いているバーでお手伝いしてる間に、なんとなく大丈夫な感じになるの。
それは、西山君がいいやつだから癒されるっていうんではなくて、ただただ自分に正直に生きている人がそこにいる、それだけでなんだかほっとするっていう感じ。
友達が隣でパンとか食べて、いい感じでにこっと笑ったりするの、和むよね。
そういうの。


昨日でっかい空の下で大地を感じたり、空や遠くの海を見晴らすイメージでくねくね動いてて、なんか幸せでした。
こんな風に分け隔て無く色々教えてくれる大内さんって、ちょっと西山君のイメージだなって思った。みんなに好かれていることをすごいと思ってる訳でもなく、自然な感じだから。


あとね。唐突なんだけどさ。
「セルフチネイザン・タッチ」を読んでいて、35年以上かけて作ったタオゼンのメソッド、って書いてあるのを見て
「私が子どもの頃から大人だったんだな〜。すごいな〜」と思いました(笑)
自分の内面は、あんまり大人になった気がしてないので、「大人ってかっこいい…」と思っちゃうんです。